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2017.11.12(日)
´17MUFG石川県予選
お世話になります。山森です。


17MUFG石川県予選にチームから男子で松本洵、高崎昊大、宮前太一、村上稜真、矢原明弥、女子で町田愛理亜、山森姿月、吉野真央が出場しました。


16歳以下のこの大会では県予選優勝者のみ全国への切符を手にします。

ウエストヒルズJTからは過去に斉藤裕史、国府礼央、浅谷奈那、浮田光貴、小間陸嗣、坂本曜隆、南翔太、辰田由衣、吉野郁哉が優勝し全国に出場しており私的には験のいい大会です。

今回は第2シードの付いた松本洵を筆頭に、皆により高いパフォーマンスでプレーして欲しいと思いました。

今回は自分が観戦出来た試合のみ書いてみます。

矢原明弥 1R

高校1年の早生れまで出場できるこの大会で小学6年の明弥は体格や通常のボールスピードが上回れる相手にどこまでついて行けるかが焦点でした。

相手の厚い当たりのボールに対して食らいついて行ってましたが球際の雑さやチャンスボールに気負いがあり0ー6と惨敗でした。


吉野真央 1R
高校生相手に4ー5とリードを許すものの終盤はプレスメントでき相手のミスを待て7ー5で勝ちました。

2R
同じチームの愛理亜を相手に攻め急ぎすぎミスを連発した様です。
しかしながら現状で愛理亜相手に“繋ぐ・守る”の選択肢は少なくてOKだと思います。
サーブに課題は残りますが真央らしく思い切ったプレーもあった様なので今後はその精度とショットセレクトに重きを置いて練習して欲しいです。

村上稜真 3R
今年に敗戦した事もある選手との対戦でしたが稜真は自分の形まで我慢し攻撃へ繋げれたと思います。6ー3で勝ち。

4R
これまで勝ったことの無い選手で今年も2敗している選手に6ー4と勝ちました。2Rと時より更にフットワークが良く集中していました。序盤はなかなか相手の癖のあるボールにアジャスト出来ませんでしたが中盤以降に慣れて凡ミスが減り一つのラリーが長くなりここでもボールを選べました。
稜真にとって価値の高い勝利でした。

SF
同じチーム同士の松本洵には0ー6でした。途中からしか見れませんでしたが、さすがに洵相手にはまだ稜真の球質は軽くほとんどをオーバーパワーされました。サーブも甘く3Rとは違い長いラリーはほとんど無く時間を共有出来ませんでした。洵にラリーを長引かせない様に意識されたとも思います。
今回4シードの付いた稜真ですが現実的にはこのドローの中では妥当では無く、実際はもう少し下位シードでもおかしくありません。
が、小学6年生でベスト4は立派です。

宮前太一 2R
太一はシードが付きましたが初戦の対戦相手は過去に勝った事の無い2つ上の選手でした。
常に相手のリードで0ー1、1ー2、2ー3、3ー4と進みますが次のチェンジコートで初めて5ー4とリードします。

それまではリードされながらも追う立場で攻めていましたが、マッチゲームを意識したかそこから少し受けに回ってしまい5ー6とすぐに逆転され相手に1度だけマッチポイントもありました。
そこを凌ぐとタイブレークに入り再度攻めの姿勢で勝ちきりました。

試合前には“自分はチャレンジャーなので受け過ぎず攻めて行く”と言ってました。相手もミスも少なくはないですが入るボールは押されてもおかしくない質なので攻めの意識がなければエラーも誘えませんでした。
数字を意識するまでは有言実行できましたが、僅かなリードで頭と体が一致しませんでした。
しかしこれも太一にとって価値のある試合になりました。

3R
3シードの選手に0ー6でした。
さっきの試合より更に攻めてきてなおかつ精度の高い選手に間を与えてもらえませんでした。
太一の打つ能力より、相手のボールを受ける能力を試されたと思います。
まず相手に打たれるボールをバランスや体幹を崩さず最低限のボールを打てるか?自分のボールがパーフェクトに近くとも崩れない相手にミスせず打ち続けられるか?
イメージを数段上げて練習して欲しいです。

高崎昊大 3R
2つ上の選手に6ー1で勝ちました。
一言で最高でした。この世代ではほぼ毎回ベスト4に入る選手を圧倒しました。
今日の昊大のボールは重厚感があり、打つタイミング、プレスメントが理にかなっており、フットワークもコートリカバーが早く、正直これまで見た事の無い昊大でした。

先週の中牟田杯でもダブルスとはいえフォアハンドが炸裂するシーンも多く、柳川高校の練習に参加しストロークに何らか良い影響があったと思います。

長年昊大を観てきて間違いなくこの試合が一番良かったですし今後の昊大に自信と高い可能性を感じる試合でした。

普段同じチーム同士の試合はあまり見ないのですが次の洵との4Rは遠目から注視しました。
結果昊大から2ー6でしたが昊大の調子の良さを消した洵の懐の深さがある試合でした。
アバウトなコースに強いボールを打たず自分の間を保ち深いボール、スライスで低いボール、サーブのコースを散らし肉弾戦を避けた洵は相手が昊大だという事を考えていました。
しかしスコア以上に昊大のプレーは良かったです。

山森姿月 2R
6ー0で勝ちました。
開会式が終わり2回り目にオーダーされた試合ですが前の試合が4ー1で終わりそうなのにアップもせずクラブハウスで喋っていました。
大会の日に試合会場で何をしに来ているのでしょう?
試合は勝ちましたがこれに価値はなく、逆に悪習が付いただけの気がします。
くどくどと注意し今後こんな事がない様に叱りました。

3R
前回に負けた選手に3ー6で負けました。1ー0、1ー1、2ー1、2ー2、3ー2、3ー3までは競っていました。ここまで姿月が取れなかったゲームポイントは2回ありました。スコアは競っていましたがポイントはリードする事が多くもしそこを取れていれば計算上は5ー1でした。
しかし集中力にムラがありゲームポイントになってからのプレーの質が低く逆転されるシーンが印象的でした。

相手リードの4ー3からもブレイクポイントが2つありましたが、そんなポイントも相手の集中力が高いのと姿月の安心感なのか油断なのか、集中力が低く取れませんでした。

試合前の準備をきちっとできない選手が試合中の大事なポイントを取り切る可能性は高い訳がなく、プレーの質も去る事ながら練習や大会会場での精神力が大きな課題になりました。

町田愛理亜 2R
今年の12歳以下の2位の選手に6ー0でした。
愛理亜も前の試合が4ー1までほぼアップをせず私に怒られて試合に入りました。
普段から選手にコートに入る時は必ず汗をかいて入りなさいと伝えています。今日は気温も低く時折雨も降る天気です。
相手は1つ試合をしての2Rでこっちは初戦です。
こんな隙からの敗戦や危ない試合を私は腐る程見ています。
そして選手の試合に対する意識の問題だと思います。

4R
ここも姿月が負け前回の大会で負けた選手に4ー6で負けました。

序盤は愛理亜のミスが少なく、相手が粗く3ー1とリードしました。
そこからポイントが競る事が多く互いにギリギリのショットの応戦でした。
愛理亜が良いボールを打っても相手もミスが少なく攻め急ぎミス、相手はバックのストレートなど決めてになるショットが入りました。

愛理亜はこれまでより少しだけですがサーブもストロークも良くなりました。
先週の練習試合でも僅かながら確実に成長している最中を観た気がしていました。

この試合に限ってはもう少しじっくり行ってボールを選んで欲しかったです。

松本洵

洵は今回第2シードが付きました。
中2なので来年もこの大会に出場できますが1シードも同じ年。相手との今年の対戦成績はほぼ互角。

先に記した様にこの大会は優勝者のみが全国です。結果だけ見ると準優勝から1R負けは平坦なものです。

これまでの洵の資質上、全力プレーは必須で勝つ事は二の次として来ましたが、今回は勝つ事を前提に全力プレーしかありませんでした。

決勝
8ゲーム
今にも振りそうな曇り空、時折木枯しの肌寒い風が吹く薄暗い中で試合が始まりました。

序盤は洵の高い集中力と早い攻めで4ー1とリードしました。 ただこれまで洵が勝った試合に大勝はなく全てが競っています。
このままあっさりいけるとは露にも思えなかったが、少なくともここから平行なスコアを期待しました。

が、やはり甘くはなく相手のプレーが随所に良くなり隙が無くなる。4ー4から4ー5。

次の洵のサービスゲームはかなり重要で取れなければ心折られるきっかけになる事も想定されましたが何とかキープ。
5ー5。

ここで雨が強くなり中断。

洵の性格上、皆と同じクラブハウスに行くと集中力が乱れると判断し中断中も試合から意識が離れない様にインドアコートに2人で移動。すぐに着替え、今一度ミーティングし試合前に話した事の再確認と、この先リードするには、そしてもし仮に自分がリードしても常に攻めの意識を持ち続ける事、相手は過去の対戦でいかに不利な状況でも攻めて来る(自分のテニスをやり切れる選手)なので守りに入ったらやられる事を言って聞かせた。洵も重々理解したと思う。雨は15分程でやみ再開の連絡を親からメールで入ったがギリギリまで身体を温める為にダッシュを繰り返す。
結局役員さんが呼びに来るまで身体を温めコートに入り相手のサーブから試合が再開される。

その時間を相手がどう過ごしたかは知らないが洵は最善の事をしたと思います。
功を奏したのかそのゲームをブレイク。6ー5。チェンジコートでキープ7ー5。

流れ、勢いは洵にある。

再開後ここまでの2ゲーム、洵はリスクを背負いながらも攻めている。

そしてうまく行っている。

7ー5から相手のサーブ。
洵がカウンターからスニークインでネットプレーを決める。
15ー40。
ダブルのマッチポイントと同時に来年4月の全国へのポイント。


ここまでは中断中の想定範囲内だった。そして何より強い相手に洵は勝つ為に負ける事を怖れていなかった。

が、次のポイントを消極的なプレーで落とすと次のマッチポイントも相手の甘いセカンドサーブを置きにいった。
マッチポイントへの意識が強すぎた。
当然置きに行ったボールを相手はストレートに攻めて来る。

必死に走りスライスで返すがボールに力は無い。

デュース。

相手のアドバンテージを凌いでデュース。

3回目のマッチポイントのレシーバー。
しかし取れず。

結局このゲームを取られるとタイブレークも2ー7となり残念ながらの敗戦でした。



自分が観るに技術的には相手が上回っていましたが、差は僅か、メンタルでは洵が上回っていたと思います。

しかしやはり心配していた“攻めの姿勢”がマッチポイントを取ることにより欠乏した事が敗戦の理由と考えます。
この1ポイントの差は大きく、ただ全国への出場が閉ざされただけでなく、洵のテニスの根幹に関わる重要な1ポイントであった様に思えて、やはり愚直に悔しいです。

今大会、自分としては本気で優勝を狙っていたので結果は物凄く残念ですが洵にはこの試合が今後の糧になる様、そしてこの悔しさが平生の練習に生きて、今後積み重ねる高い経験や結果にこの敗戦を振り返る事ができればいいと思います。







これで私のウエストヒルズJTとしての大会引率が終了しました。


ジュニアのコーチをしていると基本的に土日は休みになりません。


大会、遠征、練習試合そして練習。
県内だけで年間30程の大会。(カテゴリー別)強くなればなるほど北信越大会や全国大会。先月のバモスキャンプやJTAの合宿など。

休みになることの方が少なく、しかし自分の好きな事に携わらさせて頂き有難い限りでした。

そしてコーチ仲間も増え、ディスカッションし自分の成長を促されたと思います。


残り僅かな時間を選手と共に頑張ろうと思います。